TOSAとはどういうものか

私たちが現在用いているインターネット回線は、その基幹部においては光ファイバーが用いられています。具体的に言うと、光ファイバーの中を通るレーザー光を利用して光通信を行っています。そのために、インターネット回線を作り出すためには、光回路を形成しなければなりません。その際には、光ファイバーへレーザー光を損失なく導入する必要があります。

非常に細い光ファイバーに光を損失なく導入するということは、ゼロから始めるとかなり技術が必要となります。また、実際の工事を行う箇所というのは莫大な数になりますし、さらにそのような莫大な数の作業箇所において細かい専門的な作業を行う人も集めるというのは大変難しいものです。そのようなことから、インターネット回線構築の際に用いる光ファイバーの接続を行う際には、細かい作業を行わなくても接続が可能なような様々なアッセンブリーが作り出されています。これを用いることによって、ある程度の経験があれば簡単に光ファイバー網を作り出すことが可能となっています。

そのような光回線網で光を発出する部分のアッセンブリーがTOSAです。TOSAとは、TransmitterOpticalSubAssemblyの略称です。TOSAでは、光ファイバーを挿入するだけでその光ファイバーに効率的に光が導入されるように作られています。また、受光部に相当するものがROSAとなります。

TOSAとROSAを利用することによって、ある程度簡単に光回路を作り出すことが可能となってきます。