ICソケットの取り付け方のポイント

ICソケットを使えば、ICの熱破壊のリスクやアートワークの剥れなどのリスクがなくなる、使い回しが利くなどのメリットがありますが、ICソケットを取り付けるときには幾つかの注意が必要です。その注意の一つとして、プリント基板に対して並行に取り付けすることです。8ピン程度のピン数の場合でも、傾いてしまうと見栄えが良くないので必ず押さえるようにして半田付けすることが大切です。ピン数が多くなればなるほど、傾きは半田不良に繋がることもあるので注意しなければなりません。

1番ピンと20番ピンはしっかり半田付けされているけれども、傾きがある関係から端子がスルーホール内に収まらない、半田付けができないなどのケースもゼロではないのです。また、左右どちらかに傾いてしまった場合も同じような現象がおきないとはいい切れません。ICソケットを取り付けるときには、プリント基板にしっかり押し込んで樹脂モールド部分がプリント基板に対して並行に収まっているのかを確認します。それと、他の電子部品を取り付けてしまうとプリント基板をひっくり返した際にソケットが抜け落ちてしまうなど、最初に全てのICソケットを半田付けしてから他の電子部品の処理を行う方法をおすすめします。

ひっくり返した際に、抜け落ちてしまうときにはテープなどを使ってICソケットを仮固定する、最初に四隅を半田付けして傾きの確認を行った上で残りのピンの半田付けを行うと良いでしょう。ICソケットのことならこちら