検査治具の特徴について

検査治具とは製品の測定や品質の保証を実施する際に、マイクロメーターやノギスでは検査困難とされる形状の場合に使用されるものです。検査治具(検具)を使用することで簡単にチェックできることから、生産現場では必ず必要とされています。金型から取り出された製品の品質を管理するために、三次元測定機やハイトゲージで測定を行っていてはその間生産をストップさせる必要があり、これは大きなタイムロスとなります。そこで金型と検査治具はセットで必要とされ、人間による測定の個人差をなくすためにも有効だといわれています。

では実際に検査治具の設計と製作の流れとしては、専門業者が対象となる部品のデータと仕様書、部品相手勘合物のデータなど製作に必要となる資料の入手を行い、仕様やパーツ、材料などの算出を行った上で見積もりを出してもらいます。次に仕様データと図面の確認と認定を行い問題がなければ、そのまま設計・製作の開始となり、部品に使用される素材には樹脂や鉄、アルミなどの材料を選択して構造と設計を考えます。支給されたデータを基に検査ポイントと測定ブロック、基準ピンと測定版ゲージなど要求仕様を織り込んで設計を行っていきます。最後に切削加工を行い取付検査を行ったら、最後にお客様指定の場所に納入する流れとなります。

検査治具の専門業者では設計と製作、測定に加えて、改造や修理なども対応してもらえるのでメンテナンスを含めて安心して相談をすることができます。検査治具のことならこちら